甘めの日本酒が好きな方にはとにかく飲んでいただきたい、細かい説明はいらない日本酒「雁木」
「雁木 純米 無濾過生原酒」(八百新酒造、山口)アルコール分17度、米(山田錦)、精米歩合60%
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「雁木」(がんぎ)と聞くと、なにかの鳥のことかなあとわたしは思っていましたが、こんかい、八百新酒造のホームページを見ましたら、このように書いてありました。
曾祖父にあたる創業者は、かつては米と和紙を貯蔵していた御蔵を酒蔵として用いて酒造りを始めました。御茶屋の港湾施設としての機能の第一は『雁木』すなわち川土手の石畳の階段状になった船着場の存在であり、創業当時は船積みされて錦川を下ってきた原料米が雁木から水揚げされていました。
鳥ではなくて船着場のことだったんですね。現在の五代目蔵元の代になって、名前を「雁木」としています。船着場と日本酒にどういう関係があるのだろう?と疑問に思いますが、もちろん理由はあります。八百新酒造のホームページからの引用です。
私の代になってからは酒名を『雁木』とし、「水際からいのち生まれる」の思いを私達が造る酒に託しています。
「雁木」といえば、わたしのように甘めの日本酒が好きな人にとっては、期待を裏切らず、安心して飲める日本酒のひとつですが、「いのち」に通じる名前であれば、安心感を与えてくれるのもなっとくです。
米の旨みがしっかりと味わえ、ジューシーな味わいです。甘めの日本酒が好きな方には安心してお勧めできる日本酒です