「有言実行」という言葉はこの日本酒のためにあります。たいしたものです!(二兎、愛知)
「純米 二兎 山田錦六十五 一回火入」(丸石醸造、愛知)、山田錦100%、精米歩合65%、アルコール分15%、
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「二兎」という言葉をきくと、おそらくほとんどの方がこのことわざを思い出すと思います(反射的に)。
二兎を追う者は一兎をも得ず
よくばって2つのことを同時にやろうとするとどちらも失敗する、つまり、まずは1つのことに集中すべし、ということわざですね。ところが、蔵元の丸石醸造のHPにはこう書いてあります。
二兎追うものしか二兎を得ず
おっ、言うねえ!という感じです。たしかにそのとおり。2つ追わない人はぜったいに2つ得ることはできない。そうとうの挑戦をして造ったのがこのお酒だということはよく分かりました。さっそくいただきます。
飲んでみると、少し甘めの口当たりですが、あとに辛さがきます。買う前に試飲したときは、しょうじき言って、すこし辛さがきついと思いました。でも、買った後で食事をしながら飲んでみると、ぜんぜん味が違う。口当たりで感じる甘さはそのままですが、あとに辛さは来ますが試飲のときとはぜんぜん違い辛さがとてもやわらかくなっていて、これなら、ちょうどいいアクセントとしていただけます。
辛口が好きな方はそのまま飲んでいただくのも良いですし、わたしみたいに甘口が好きな方は食事に合わせて飲むとおいしくいただけます。辛口派、甘口派、どちらにもおいしく飲める日本酒です。まさに、二兎追うものが二兎を得ました。