日々読書、時々一杯、折々投資

モグパクです。都内で働くサラリーマンです。 新書・文庫を1日1冊読むのを日課にしてます。あと、酒(主に日本酒)を飲むこと、投資をすることが好きです。

悩めるサラリーマンにうれしい本です。仕事、家庭いろんな悩みに答えてくれます

サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている(著者:西内啓)、マイナビ新書・電子書籍、2012年7月初版第6刷に基づく

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タイトルが、かなり驚きです。なぜって、「学問」というと、理論的、専門的で、「学問」している人なんて一般人より頭が良いのは間違いない、けれど、実際の生活にはあまり役に立たないというイメージです。

しかし、この本のタイトルは、そんな「学問」がサラリーマンの悩みのほとんどを解決してくれるというのですから、驚きです。著者の西内氏のタイトルに込められた思いは、この文章に端的に出ていると思います。

  

日本のビジネスマンのほとんどが、経済学も、マーケティングも、会計学も、組織行動論も、直接的にビジネスと関連しそうな学問のこともほとんど理解していません。そして、自分と上司や先輩の「経験と勘」だけで国際的なビジネスの競争にさらされています。その一方で欧米の企業ではこのあたりの学問を当たり前のように使いこなせるよう教育されたMBAたちが、科学的な視点で日本的経営の強みを分析していたりもするのです 

 

(大学の)学問をバカにするな!という思いを感じます。

わたしも仕事では、たしかに「経験と勘」で仕事をしてきた覚えがありますし、それがおかしいと感じたことはありませんでした。では、そんな「学問」によって、どんなサラリーマンの悩みが解決できるというのでしょうか?

西内氏はこの本で、大きくわけて6つの悩みについて「学問」がどう考えるのか、説明してくれています。たとえば、

 

なぜ、お金が貯まらないのか?

 

どうすれば職場の人間関係はうまくいくのか?

 

なぜ、いくら仕事をがんばっても家庭がうまくいかないのか?

 

といった悩みに答えてくれています。

どの悩みもサラリーマンにとって、とても切実な悩みです。誰もが少なからず悩んだことのある悩みと言えるでしょう。悩みをもつサラリーマンの方にはぜひ読んで頂きたいのですが、読む前にあらかじめ知っておく必要のあることがあります。それは、

 

学問が教えてくれる答えの内容自体は、それほど珍しいものではない

 

ということです。言い換えると、「えっ、こんな素晴らしい方法があるなんて知らなかった。学問ってすごい!」と感動するようなことはないということです。言われてみれば、「たしかにそういう方法もあるよね」と思うでしょうし、「わざわざ学門を持ち出さなくてもそれぐらい知っているよ」と思ってしまうものもあるでしょう。

では、それでもこの本から学べることは何かあるのか?、という点が重要になってきますが、私の答えは「あります」というものです。

  

学問的に裏付けられた方法が的外れになる確率はとても低い

 

「経験や勘」から思いつくアイデア、方法は、当たっていることもありますが、的外れのこともあります。そのときは当たりの方法でも、偶然が重なった結果にすぎないということもありあすし、あるいは、環境がその時と今では変わってしまい通用しない、ということが原因です。西内氏もこの本で指摘していますが、有名人の成功法則をまねしてもうまくいかないというのと同じ話しです。

一方、学問的に検証された方法は、そういうばらつきがないかどうか、学者によって研究や検証がされた方法ばかりです。「学門」の実力、なかなかのものです。

 

食わず嫌いは損します

 

昔受けた大学の授業がつまらなかったからといって、「学門」が実用的でない、役に立たないと思い込むのはもったいない。食わず嫌いは損します。扱う内容はとても高度な内容を扱う本ですが、とても読みやすいです。西内氏の優しさを感じます。それに、各章の最後には「まとめ」がありますので、とっても理解しやすく、親切設計です。

もちろん、サラリーマンだけでなくサラリーパーソンみんなに役に立ちます(笑)