日々読書、時々一杯、折々投資

モグパクです。都内で働くサラリーマンです。 新書・文庫を1日1冊読むのを日課にしてます。あと、酒(主に日本酒)を飲むこと、投資をすることが好きです。

本のタイトルは怖いけどじつはそうでもない本。坂上氏自身も同じということが分かります。

おまえの代わりなんていくらだっている 覚悟の仕事論(著者:坂上忍)、新潮新書、2018年3月発行、

ーーーーーーーーーーーーーー

著者の坂上氏は、さいきんテレビで見ないことはないぐらい、いま大人気の芸能人です。この本は、坂上氏が週刊新潮に連載していた「スジ論ーわたしのルールブック」を再編集したものです。

 

「スジ論ーわたしのルールブック」というタイトルの方がしっくりくる

 

この本は、そのタイトルから想像できるように、仕事論としてかなり厳しいことを述べています。でも、ちょっと違うんですね。いまの世の中、とても悪い待遇で仕事せざるを得ない人もいっぱいいます。こういう人っておそらく、仕事を出す方から、おまえの代わりなどいくらでもいるよと言われてしまい、それでやむなく、悪い待遇に甘んじているんだと思います。この本のタイトルからは、そういう人に対して我慢しろみたいなメッセージがあるのか、と勘違いしてしまいそうですが、違うんです。

 

この本でいう覚悟の仕事論とは、芸能界といういわば特殊な世界において、特殊な仕事をし、また、それ相応のギャラをもらっている人たちを念頭に、そして、坂上氏自身もそのひとりとして、おまえの代わりはいくらでもいる、と言われないようにするためにどうすべきか、という方法論を書いています。

 

この本を読むと、若者に厳しい、礼儀にうるさい、子どもを叱るといった坂上氏のユニークな言動には、芸能人としてのキャラ立ちとしてやっているのではなく、ちゃんと理由があることがわかります。いずれもいまの風潮とは逆行する言動ですが、それゆえ、その理由は興味深いです。そこは「覚悟」をもってやっていることが伝わってきます。

 

堅い話ばかりではない。坂上氏のユニークなプライベートの話もいろいろ。

 

坂上氏といえば、大の犬好きで有名です。この本では、そんな坂上氏と犬との触れ合いの話もあります。ちょっと怖そうな坂上氏ですが、犬の話をしている坂上氏は、ぜんぜん別の顔をしています(あくまで私の想像です)。

また、趣味の競艇の話、女性とのお付き合いの話、日常生活で起こる出来事での坂上氏の思いもつづられていて、等身大の坂上氏を読むことができます。わたしのお気に入りは、「わたしのシフォン論」です。それコントでしょ?と思わず突っ込みたくなるぐらい笑ってしまう(坂上氏本人は大まじめですが)展開ですが、なんと実話のようです。

 

坂上氏以外の芸能人の話もおもしろい。テレビから受けるイメージとのギャップにおどろき。

 

また、親交のある芸能人の話もしています。何人かの芸能人の話が出てきます。

たとえば、和田アキ子氏の話はとっても意外。テレビで見る和田アキ子氏のイメージと実際はかなり違うようです。テレビでは完全に怖いキャラの和田アキ子氏ですが、なぜ多くの芸能人が和田アキ子氏の飲み会に参加するのか、意外な事情があります。

もちろん、和田アキ子氏が怖いからなんていう事情ではありません(笑)。