日々読書、時々一杯、折々投資

私の趣味をそのままタイトルにしました。 趣味のことでこれいいなあと思ったことを書いていきます。それが少しでもみなさまの参考になればさいわいです。

2017-01-01から1年間の記事一覧

海外でのクールジャパン人気を一過性に終わらせないためのノウハウが学べる本

「エルメス」戸矢理衣奈、新潮新書051、2004年1月発行 ーーーーーーーーーーーーーー タイトルから予想されるとおり、この本では、とうぜんながら、エルメスのすごさ、素晴らしさを紹介する内容が大部分を占めています。外国が素晴らしいと称賛する…

「質問力」が人間関係を決める、「質問力」を磨くための本

「人を見抜く「質問力」-あの政治家の心をつかんだ66の極意」御厨貴、ポプラ新書105、2016年10月第1刷発行 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 御厨氏は「時事放談」という番組の司会を2007年から10年つとめているそうですが、…

ニート、高齢者に対するイメージが180度変わる本

「とてつもない日本」麻生太郎、新潮新書217、2007年6月発行 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 麻生元総理、現副総理兼財務大臣の本です。時々失言でマスコミをにぎわす政治家ですが、よく聞いてみると、けっこういいことを言っていたりする。…

マネジメントはじつは誰にでもできる技術であることがわかる本

「上司につける薬!-マネジメント入門」高城幸司、講談社現代新書1857、2006年9月第一刷発行 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー タイトルからすると、職場にいるダメ上司の例を紹介し、そういう上司にどのように対応したらよいのか、という…

中年が今後の人生を幸せに生きるためにどうすればいいか、教えてくれる本

「人は「感情」から老化するー前頭葉の若さを保つ習慣術」和田秀樹 祥伝社新書052 2006年11月初版第1刷 ーーーーーーーーーーーーーーー 人は誰でも年をとります。もちろん、30代ぐらいまでの人にはその実感は少ないと思いますが、30代後半以…

「大学出」、「ヤンキー」、誰でも、ムカついて不機嫌になり考えたくなくなったときに読む本

「知性の顚覆ー日本人がバカになってしまう構造ー」 著者 橋本治、朝日新書615 2017年5月第1冊発行、同年8月第4冊発行 ーーーーーーーーーーーーーーー 橋本氏が自ら書いているとおり(226ページ)、この本は「むずかしい本」です。私自身、読…

今日の日本酒「雁木」・山口県

「おりがらみ秋熟 純米吟醸 無濾過生原酒 雁木」八百新酒造株式会社・山口県 精米歩合50% ーーーーーーーーーーーー 「雁木」は山口県岩国市の日本酒です。岩国市といえばあの「獺祭」がとても有名です。「獺祭」の存在感が原因かどうか確かなところはわ…

日本のマスコミに対して持っていた自分のイメージがひっくり返る本

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 双葉新書044 2012年7月第1刷、2012年10月第8刷 著者 マーティン・ファクラー 発行所 株式会社双葉社 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 著者のファクラー氏はニューヨーク・タイムズ東京支局長。日…

「若者はなぜ3年で辞めるのか?」城繁幸

城氏は富士通の人事部門で勤務し、その後同社を退社し現在は、人事コンサルティングとして活躍しています。この本は、そんな城氏を代表する著書の一つであり、また、そのタイトルはとても共感できるものなので、以前から読んでみたい本の一冊でしたが、なか…

「藤原道長の日常生活」倉本一宏

藤原道長といえば、日本史の授業で、「摂関政治」という言葉といっしょに聞いたことがあると思います。また、藤原道長といえば、 「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたる事も無しと思へば」 との和歌を連想する方もいるでしょう。まさに大権力者であり、…

「100円ショップの会計学」増田茂行

タイトルからすると、100円ショップの安さの秘密を教えてくれる本というイメージです。それはそのとおりで、「基本は、大量生産・大量販売」という説明がはじめにでてきます。そんなの言われなくても分かっているよ、と思わずつぶやいてしまいますが、も…

「教養は「事典」で磨け」成毛眞

この本、最初にタイトルの「事典」という珍しい言葉にひかれます。さらに、サブタイトルが「ネットではできない「知の技法」」です。これもひかれます。なぜならば、著者の成毛氏は、マイクロソフトの代表取締役社長をしたことがありITの専門家です。むし…

「栄光冨士」純米吟醸

今日の一杯です。 やや口当たりは辛め。ピリッとした刺激を舌で感じることができます。 でも、のどごしはなめらか、やわらかい。料理の味をジャマしない。食中酒というのがよくわかります。 秋の夜長をのんびり家で過ごす、そんなお伴になりますね。 ーーー…

「組織の掟」佐藤優

佐藤氏は現在は作家として活躍されていますが、大学卒業後は外務省に入省し、ロシアに関する情報収集・分析の専門家として、外務省本省、在ロシア日本国大使館などで勤務しています。この本は、外務省という組織に属していたころの経験がベースとなっていま…

「人生を変える勇気-踏み出せないときのアドラー心理学-」岸見一郎

この本の内容は、タイトル本体というよりは、サブタイトルに端的に現れています。何かに踏み出せないで迷っている人が一押しされたいとき、この本の読み時です。ただし、一押しの程度は、軽く押すどころか突き飛ばすぐらいの強さですので、覚悟が必要です。 …

「テレビじゃ言えない」ビートたけし

日本人なら知らない人はいないと自信を持って言える数少ない芸能人の1人です。たけし氏ほどの大物ならテレビでも言いたい放題だろう、と思いきや、この本を出したということはそうでもなく、自制しているところがあるということで、タイトルから、その意外…

「5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人」熊谷徹

熊谷氏はNHKで8年間、記者として勤務し、その後、フリージャーナリストとして独立。ドイツに移住し27年間働いており、この日本とドイツにおける勤務経験などを踏まえてこの本を書いています。 タイトルをみると、単純に日本とドイツを比較しひたすらド…

「あの会社はこうして潰れた」藤森徹

藤森氏は、民間信用調査会社の帝国データバンクにおいて、倒産を扱う情報部で25年間企業取材を行った経験の持ち主です。その経験から、企業がどのような原因から倒産に至ったのか、また、そのサインはどのようなところにあるのかを、豊富な実例に基づき説…

「電通と博報堂は何をしているのか」中川淳一郎

最近、若手社員が過労死自殺した問題で電通は何かと注目されています。また、それ以前からも、広告代理店という業種に対しては、何をしているのか具体的にはよくわからない一方で、特に、業界第一位の電通については、強大な影響力や利権を持っている得体の…

「目の見えない人は世界をどう見ているのか」伊藤亜紗

タイトルを読んだとき、目の見えない人は視覚の代わりに別の感覚がそうでない人よりも発達している、というような話かと思いました。 たしかに、そういう話もありました。それはそれでとてもおもしろい。たとえば、空間や色彩感覚といった話はとても興味深い…

堀江貴文「本音で生きる」

堀江氏というと、思ったことをストレートに発言し行動する、というイメージがあり、この本のタイトルは、そんな堀江氏のイメージそのままという感じです。 一方で、堀江氏のマスコミから伝わるイメージとは違う側面もうかがえます。お金よりも信用が大事とい…

藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義

藤巻氏といえば、為替レートに関する本を出版されるなど、金融専門家としてとても有名な方です。そんな藤巻氏が、社会人1、2年生を対象に6日間にわたり集中講義を行い、それをまとめたのがこの本です。 私もそうでしたが、為替に関する投資術が書いてある…

「99%の会社はいらない」堀江貴文

堀江氏といえば、ちょっと世の中の常識とは異なる意見を述べるため、炎上したり、ある種のお騒がせな人でしょう。 そんな堀江氏が、また大胆な「99%の会社はいらない」とは、また、世の中の会社関係者から反発必至のタイトルの本を出しました。 もちろん…